菊芋という食べ物をご存知でしょうか?

最近注目されている食べ物と知り、その効果や効能を聞いたらすぐに食べたくなって、今では継続的に食べている食材の一つです。

あなたも菊芋の素晴らしい効能について知っていただき、ぜひ取り入れてみてくださいね。

菊芋とは?その特徴について

まず菊芋とは、どんな食材なのでしょうか。

菊芋とは、菊のような黄色の花と、しょうがのような塊を根につける、北米原産のキク科ひまわり属の多年草になります。

夏の太陽の光をさんさんと浴び、大地からは豊富な栄養素を余すことなく受け継いだ菊芋は「太陽と大地の恵みの食材」と呼ばれることもあります。

1年でその土地の栄養素を全部吸収してしまうといわれるほど、生命力の強い植物です。

スーパーフードとして知られているマカも1度栽培した土地はその後数年間は不毛になると言われています。

だからこそマカは栄養価が高く多くの効果や効能が期待されていますが、菊芋もそれと同じですね。

日本へ入って来たのはいつ?

日本には江戸末期に伝わり、凶作に備える作物として普及したといわれています。

もともとは飼料として使用され、戦後の食糧難の頃には人間の代用食となった歴史もあったようですが、時代の流れともに食される機会が少なくなりました。

その理由とは

  • 85%を水分が占める菊芋は、痛みやすく取扱いが難しかったこと
  • 繁殖力が非常に強い菊芋は、土地の栄養素を1年で根こそぎ吸収してしまい、畑を効率良く使うことができなかった
などが、挙げられています。

注目の栄養成分「イヌリン」とは?

菊芋の注目の栄養成分といえば、何と言っても「イヌリン」です。

なんと全成分の約6割をイヌリンが占めています。

イヌリンは、「天然のインシュリン」と言われ、現在世界中に生育している植物の中で、菊芋は最も多くのイヌリンを含んでいると言われています。

イヌリンとは
消化によってイクイモオリゴ糖(イヌロオリゴ糖)となり、血糖値の異常によっておこる糖尿病などに良い影響を与えるのではと考えられています。

ダイエットに適した野菜

芋と言えば「でんぷんが多い=糖質が多い」というイメージがあるかもしれません。

菊芋には芋の主成分とされるデンプンがほとんど含まれていません

低糖質・低カロリーであることから糖質制限やダイエットに適した野菜として、近年注目が高まっているのです。

食感や味

生で食べると、レンコンのようなシャキシャキした歯ごたえで、味はゴボウに近いと言われています。

栄養価の高さ

栄養価の高さや、イヌリンの効果が評価され、現在はサプリメントなどでの利用が増えています。

また、果糖の原料にも使われるなど、その利用の幅はますます広がっています。

イヌリンの効能とは

私達の体の中で、イヌリンはどんな働きをしてくれるのでしょうか。

血糖値の上昇を抑える

イヌリンが胃に到達すると、水分を吸収してゼリー状(ゲル状)に膨らみます。

膨らんだゼリー状のイヌリンは、糖質をからめとります。

体内に吸収されにくい特徴があるイヌリンは、からめとった糖質とともに体外へ排出されるため、糖質が腸で吸収されるのを抑えてくれるのです。

そのため、血糖値の上昇を抑え、さらには、血糖値を下げるインスリンの働きを高める作用も期待できると報告されています。

整腸作用

イヌリンはおなかの中のビフィズス菌を増やし、おなかの調子を整え、お通じの習慣を改善するといわれています。

イヌリンがビフィズス菌などの腸内細菌のエサとなることで、腸内細菌が作り出した短鎖脂肪酸という物質が腸の運動を促したり、増殖したビフィズス菌などがお通じの量を増加させることなどが影響しているのではと考えられています。

中性脂肪

イヌリンは、血中の中性脂肪も低下させることが報告されています。

  • 食品の胃の滞留時間を延長する
  • ビフィズス菌などの腸内細菌のエサになり、腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸という物質が食欲中枢に作用して食欲を抑制する
  • 短鎖脂肪酸が腸内ホルモンを出す細胞を刺激して食欲抑制ホルモンの分泌を促す
などのイヌリンのもたらす効果が総合的に作用し、血中の中性脂肪の低下効果を示すと考えられています。

ミネラルは吸収される

イヌリン以外にも、水溶性食物繊維には糖質の吸収を抑制する効果は報告されていますが、糖質と一緒にミネラルも体外へ排出してしまうのではという説もあります。

しかも、「イヌリンは糖質の吸収は抑制しながら、ミネラルの吸収は促進する」という嬉しい特徴が報告されています。

食べ方や調理方法とは

菊芋は9月から10月頃にかけて菊に似た黄色い花を咲かせます。

11月、12月頃にスーパーなどで多く出回り、2月頃までが旬と言われています。

菊芋はクセが無いため、生でも加熱しても美味しくいただける食材なのです。

生で食べる場合

皮が薄いのでショウガのように皮ごと食べることができます。

下処理方法
赤くなっているところや、芽の部分を取り除いてください。
生で食べるときは、スライスした後、10分程度水につけアク抜きをします。

生のお野菜は、不足しがちな酵素もたっぷりと摂れるので、おすすめです。

ちょっとだけアレンジ

  • サラダ・・・薄くスライスしたり、細切りにしていろいろなサラダに添えたり和えたり。
  • 梅酢漬け・・・梅酢に砂糖や、みりんなどで煮立たせたつけ汁に漬け込みます。
  • 醤油漬け・・・醤油・酒・みりん・ざらめなどで煮立たせた、つけ汁に漬け込みます。面倒な場合はめんつゆの活用もOK。

どれも簡単で美味しくいただけます。

加熱して食べる場合

じゃがいもやれんこんなどと同じような調理をすると良いです。
甘辛い煮物や、お味噌汁の具材としても、炒めものから天ぷらまでどの料理にも合いますよ!

菊芋茶

スライスしたものを天日干しにしてから乾煎りをすれば、菊芋茶にもなります。

作り方
  1. できるだけ薄くスライスして、1日天日干しにします。
  2. 乾いた菊芋スライスをフライパンで弱火でじっくり、乾煎りします。
  3. 菊芋がカラカラになるまでしっかり煎ってください。
  4. できあがったら、新聞紙などに広げて、冷まします。
  5. ティーパックに入れて煮れば、簡単にお茶が作れます。

テレビ番組でも

先日、たまたま見ていたテレビ番組で、菊芋が紹介されていました。
番組の中では、素揚げにして食べる方法がおすすめされていました。
試食したゲストの方々も、ポテトフライを菊芋で作ったら、売れる!と絶賛していました!

あまり聞き慣れない菊芋ですが、レシピを検索すると、意外にも沢山のレパートリーが紹介されています。
菊芋レシピCOOKPADページはこちら

ぜひ、みなさんもいろいろなお料理にチャレンジしてみてくださいね。

菊芋の購入にはネット通販がおすすめ

これだけ栄養が豊富な菊芋の効能を知ると食べたくなりますが、スーパーなどではなかなか手に入りにくかったり・・・
生産数が少ないということもありますが、販売する季節も短いのが現状。

となるとネット通販で購入することがおすすめです。
生の菊芋も販売していますが、加工されているものもおすすめです。

  • 菊芋茶
  • 菊芋パウダー
  • 菊芋チップス

加工されている商品ですと長持ちをしますし、特に菊芋パウダーはお湯に溶かして、そのまま飲んでも、いろいろな食べ物に混ぜて食べてもお手軽でおすすめです。

ぜひ一度お試しくださいね。

まとめ

  • 菊芋は、菊のような黄色の花と、しょうがのような塊を根につけ、「太陽と大地の恵みの食材」と呼ばれることもあります。
  • その土地の栄養素を1年で全部吸収してしまうといわれるほど、生命力の強い植物です。
  • もともとは飼料として使用されていたものが、戦後の食糧難の頃に代用食となりましたが、その後は普及することはありませんでした。
  • 近年になってヨーロッパで成分の研究が進み、非常に栄養価が高いことが分かってきました。
  • デンプンがほとんど含まれず、低糖質・低カロリーであり糖質制限やダイエットに適した野菜です。
  • 「イヌリン」が豊富に含まれ、現在世界中に生育している植物の中で、最も多くのイヌリンを含んでいると言われています。
  • イヌリンとは、「天然のインシュリン」と言われ、糖尿病などに良い影響を与えるのではと考えられています。
  • イヌリンは、血糖値の上昇を抑え、血中の中性脂肪も低下させることが報告されています。
  • イヌリンは、ビフィズス菌を増やし、おなかの調子を整え、お通じの習慣を改善する効果があると言われています。
  • 菊芋はクセが無いため、生でも加熱しても美味しくいただける食材です。
  • 11月頃から2月頃までと販売時期も短いためなかなか手に入りにくい食材です。
  • ネット販売では生の菊芋だけでなく加工されたものも販売されていてお手軽に取り入れることもできます。

いかがでしたか?
菊芋には、イヌリン以外にもビタミンB群やミネラルなど栄養が豊富に含まれている優秀な食材です。
この機会にぜひ試してみてくださいね。