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緑茶やウーロン茶などお茶は健康に良いイメージがありますが、その中でも最近人気が高いお茶が「ルイボスティー」です。

ルイボスティーには他のお茶と何が違うのでしょうか?

  • ルイボスティーの特徴
  • 注目の栄養成分
  • 効果や効能
  • 相乗効果が期待される食べ物

など詳しく紹介します。

ルイボスティーとは?その特徴について

ルイボスティーは紅茶のような色をしているので、紅茶と同じ種類と思っている人も多いようです。

ですが、紅茶や緑茶、ウーロン茶などとは全く違う飲み物です。

ルイボスティーはマメ科のルイボスという植物の葉を乾燥させて茶葉にしたお茶で、南アフリカ共和国のセダルバーグ山脈の一帯でしか育たなく、もちろん日本は栽培できないとっても貴重なお茶です。

ルイボスティーはノンカフェイン

 

カフェインは適量であれば体に良く、頭を活性化させる働きもあるので、ぜひ摂って欲しい成分です。

ですがコーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶、コーラ、チョコレートなど多くの飲み物や食べ物にも含まれているため、知らないうちに過剰摂取してしまう傾向にあります。

興奮剤と言われるカフェインを過剰摂取してしまうと、体がだるくなったり、吐き気や寝つきが悪くなったりする場合があるので注意が必要です。

多くの種類のお茶に含まれているカフェインですがルイボスティーはノンカフェインのため安心して飲むことができます。

また、ルイボスティータンニンがあまり含まれていません。

緑茶などに多く含まれるタンニンは美容や健康に良い成分ですが鉄分と結びつきやすく、吸収を悪くしてしまいます。

低タンニンのルイボスティーであればそのような心配もないので安心して飲むことができます。

ルイボスティーの優れたミネラル

ルイボスティーが育つ一帯はたくさんの鉱物が含まれている地域なので、ミネラルが豊富に含まれています。

現代人は食生活が偏りがちなため、食事や飲み物から摂取しなくてはならないミネラルが特に不足気味です。

ルイボスティーにはカルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛、銅、カリウムなど多くのミネラルが含まれています。

ミネラルというと「ミネラル麦茶」というCMもあるように麦茶を思い出すかたもいるかもしれません。

ですが比べ物にならないくらいルイボスティーの方が豊富に含まれています。

ルイボスティーと麦茶とのミネラルの比較(100gあたり)

ルイボス 麦茶
リン 61.5mg 1mg
10.2mg 0mg
カルシウム 190mg 2mg
カリウム 350mg 6mg
マグネシウム 156mg 0mg
亜鉛 7.57mg 0.1mg

多少の違いどころか、ケタが違いますね。

このようにミネラルが多いイメージがある麦茶と比べるとルイボスティーのミネラルの多さが際立ちます。

これらのミネラルが体の新陳代謝や健康な肌、強い歯や骨、健全な神経システムを維持する力があります。

もちろんルイボスティーはミネラルだけでなく、他にも注目の栄養成分が含まれています。

ルイボスティーの栄養成分と効果や効能

強力な抗酸化成分SODとケルセチン

体内にある活性酸素がある一定以上に増えると老化進み、さまざまな病気を招くと言われています。

活性酸素は体内で増加すると体が自然に備えている抵抗力を弱め、免疫力を低下させてしまいます。

そしてシミ、しわ、たるみなどが増加する肌の老化や糖尿病、心筋梗塞などの生活習慣病、やガン、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギーなど様々な病気や症状を引き起こす原因となります。

活性酸素が増える条件は

  • 加齢
  • ストレス
  • 紫外線
  • 不規則な生活
  • 偏った食事

などがあります。

これらの影響を受けて活性酸素が増えるとさまざまな悪影響を及ぼしますが、最近は不妊の原因のひとつも活性酸素によるものと言われています。

女性の体内の活性酸素の量が増えると卵子がダメージを受けて老化し、妊娠しにくい体になる場合があるので注意が必要です。

これを防ぐのが抗酸化成分です。

ルイボスティーにはSOD(スーパー・オキシド・ディスムターゼ)ケルセチンという抗酸化成分が豊富に含まれています。

SODは体内で過剰となった「活性酸素」を取り除き無毒化してくれる「酵素」です。

同じ抗酸化成分のビタミンE の50倍、ビタミンCの20倍の抗酸化力をもち、同時に摂取することでビタミンE、ビタミンCの体内での持続時間を引きのばす相乗効果が実験の結果分かっています。

40歳を過ぎる頃から、体内のSOD産生能力が急激に低くなることもわかってきているので、ルイボスティーを飲んで補いましょう。

そしてルイボスティーにはもうひとつの抗酸化成分であるケルセチンが含まれています。

ケルセチンはポリフェノールの一種でタマネギなどに多く含まれている成分です。

ケルセチンには

  • 糖尿病などの生活習慣病の改善
  • メタボリックシンドロームの改善
  • 認知機能改善(認知症予防)

などの研究が進められていて効果が期待されています。

もちろん2つの成分ともに強力な抗酸化作用があるのでシミやしわなどを防ぐといった美肌効果もあります。

参照:農研機構「ケルセチンの生活習慣病予防機能

SODケルセチンの相乗効果で健康と美容の効果が期待できます。

ルイボスティーは毛細血管の老化(ゴースト血管)を防止する

全ての血管の9割以上を占めている毛細血管はとてももろく、ちょっとした衝撃や摩擦で傷つきます。

傷つく原因は

  • 加齢
  • 紫外線
  • ストレス
  • 活性酸素

などの影響によるものです。

毛細血管がダメージを受けると肌の老化や多くの病気にかかりやすくなるなど、さまざまな弊害が生まれます。

最近の研究では特に女性は40代から急速に毛細血管の量が減っていくことがわかっています。

歳をとって血管が老化したり傷ついたりすると血管の形は残っているものの、血液の流れがほとんどない血管になる場合があります。

これをゴースト血管と呼びます。

毛細血管がダメージを受けて「ゴースト血管」になると酸素や栄養が足りなくなり、臓器の機能がどんどん低下してしまい、肌の老化や冷え性だけでなくあらゆる病気を招く可能性が高くなります。

ゴースト血管を防ぐにはTie2(タイツー)がキーポイントと言われています。

Tie2は毛細血管の内側と外側の二重構造になっているのをくっつける働きがあるのですが、その力が弱まると外側の細胞がはがれていくことで血管の老化が始まります。

このTie2を活発化することで毛細血管の老化を防いだり、丈夫にしたりできることがわかっているのですが、ルイボスティーの抗酸化成分(SODやケルセチンなど)にはこのTie2を活性化させることが近年になってわかっています。

毛細血管が丈夫になることで、

  • シミ、しわ、たるみ、むくみの予防・改善(美肌効果)
  • 病気の予防・改善
  • 育毛
  •  アイケア
  •  冷えの改善
  • メタボリックシンドローム
  • デトックス
  • ED予防
  •  抗アレルギー
  •  関節の健康維持

などの効果が期待されています。

その他の食べ物ではシナモンがTie2を活性化させると言われています。

ルイボスティーにぜひシナモンを入れて飲むと毛細血管にとっては最強の組み合わせですね。

ミネラルの効果や効能

お茶の中でもミネラルの量はトップクラスですが、多くの効果や効能をもたらせてくれます。

ミネラルは体内の栄養成分のたった4%だけですが人間の生命維持機能においては非常に重要な役割を担っています。

いくらタンパク質やビタミンをしっかりとってもミネラルがなければ機能しません。

特にマンガンや銅や亜鉛や鉄のような微量ミネラルが老化などによって不足するとSOD酵素も欠乏し、体に悪影響を及ぼす可能性があります。

現代の日本人の多くはミネラル不足と言われていますのでルイボスティーを飲んでしっかりとミネラルを摂りましょう。

種類 働き
リン カルシウムと結合して骨や歯をつくる
赤血球のヘモグロビンの材料、貧血予防など
カルシウム 骨や歯の材料、精神の安定など
カリウム ナトリウムを排出、むくみ改善など
マグネシウム カルシウムの量を調節、ストレス抑制など
 銅 鉄を使いやすい形に変え、赤血球を合成する
亜鉛 酵素の構成成分、細胞の新生や代謝に関わる
マンガン 骨の形成に関わり、関節を丈夫にする
セレン 強い抗酸化作用を持つ

ピニトールの効果や効能

ピニトールは水溶性ビタミンのイノシトールの一種で特に「妊活中の女性」に摂ってもらいたい成分です。

近年の研究によりピニトールには多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に効果があると期待されています。

PCOSは、女性の不妊原因の筆頭に挙げられる排卵障害のひとつです。

生理が来ていたとしても無排卵だったり、生理不順のために排卵日が不定になる場合があります。

さらに問題なのは自覚症状がないために自分がPCOSだと気づかないままの女性も多く、妊娠ができないという理由で婦人科を受診した女性がPCOSだったというケースも多くあります。

人間の体内に入ると、ピニトールは最終的にイノシトールという物質に変換されますがPCOSの女性にはこのイノシトールが不足しています。

このイノシトールを十分に摂ることで排卵機能が向上したという海外の研究報告もあります。

また不妊の原因のひとつに「男性ホルモンが強い」という場合があります。

男性ホルモンが強いことで女性ホルモンの正しいサイクルが乱れ、不安定になることで妊娠しにくくなるとも言われています。

この女性ホルモンのサイクルの乱れをピニトールを摂ることで安定させて、妊活によい影響を与えるのではないかと考えられています。

ピニトールは大豆やルイボスティーに多く含まれています。(納豆には含まれていません)

ただしルイボスティーは薬ではないのでPCOSを治療できるというわけではありません。

妊活がうまくいかない人はPCOSの可能性もあるので病院で診察を受けましょう。

そしてピニトールを摂って欲しいのは女性だけではありません。

ピニトールは「血糖値を下げる働き」があるとして糖尿病対策としても活用されています。

糖尿病インスリンの働きが低下することによって起こりやすくなる病気です。

インスリンは血液中のブドウ糖細胞内部に回収する役割があるのですが、この働きが低下すると細胞内部に取り込むことができずに血液中にブドウ糖が充満してしまいます。

血液中の糖が除去されないために、それを薄めようと大量の水を欲しがるようになります。

これが糖尿病の人の一般的な行動です!

ピニトールはインスリンに働きかけることで血液中の糖を除去する作用があるという臨床試験も行われ結果が出ており糖尿病対策として期待されています。

このように女性だけでなく男性にもうれしい効果があるのがピニトールです。

まとめ

ルイボスティーは

  • ノンカフェイン
  • ミネラルが麦茶など他のお茶よりも豊富
  • 強力な抗酸化成分(SODやケルセチン
  • 毛細血管を修復したり、丈夫にする➡多くの病気の予防・改善や美肌効果につながる

ルイボスティーは妊活中や妊娠中の女性に人気があります。

その理由はノンカフェインや強力な抗酸化成分が含まれているだけでなくピニトールという多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に効果があると期待されている成分も含まれているからです。

また毛細血管は歳をとることに細くなる傾向にあり血液が流れにくくなるとゴースト血管になり、さまざまな病気にかかりやすくなるだけでなく肌も荒れてしまいます。

毛細血管を丈夫にする食べ物や飲み物はシナモンなど他にもありますが、その中でもルイボスティーとシナモンは比較的手に入りやすいので、シナモンティーとして健康と美容のために一緒に飲んてみてくださいね。