黒豆茶を飲んだことはありますか?

最近では海外からも注目されていて新しい豆茶として認知が高まっています。

この黒豆茶にはどのような栄養成分が含まれているのか、そして健康や美容、ダイエットに良いと言われている効果や効能を紹介します。

黒豆茶とは?その特徴について

黒豆茶の原料の黒豆は大豆の品種のひとつで黒大豆とも呼ばれています。

枝豆は大豆を作る過程で緑色の未熟な時に収穫したものですが、じつは黒豆は枝豆を収穫せずに乾燥するまで置いておき、それを収穫したもです。

そのため黒豆の栄養成分は大豆とあまり変わりはありません。

この黒豆を煮だして作るのが黒豆茶ですがノンカフェインなので、どなたでも安心して飲むことができます。

黒豆茶の注目の栄養成分と効果や効能ついて

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黒豆茶の原料である黒豆には豊富な栄養成分が含まれています。

タンパク質

筋肉臓器皮膚毛髪ホルモン酵素免疫物質、血液など人体の大部分はタンパク質で構成されていて体内で常に合成と分解を繰り返している大切な栄養成分です。

タンパク質が不足」すると

  • 筋力量が減って体力が落ちる
  • 疲れやすくなる
  • 免疫力も下がる
  • 肌や頭皮が荒れやすくなる

などの悪影響を及ぼすこともあります。

また、一般的にタンパク質は肉や魚、卵などの動物性のタンパク質を思い浮かべるかもしれませんが、タンパク質と一緒に脂質を摂りすぎてしまうことが多く、カロリーも過剰になりやすいです。

一方で黒豆茶は植物性のタンパク質ですし、お茶なのでカロリーや脂質の過剰摂取という心配もありません。

必須アミノ酸

タンパク質が豊富ということは、それを構成するアミノ酸も豊富に含まれています。

タンパク質を構成する約20種類のアミノ酸のうち、9種類は食べ物から摂取する必要があります。

この9種類のアミノ酸を必須アミノ酸と言いますが、黒豆茶には全種類含まれています。

必須アミノ酸の働き・効果・効能

必須アミノ酸 働き・効果・効能
イソロイシン ●成長を促進して肝臓や神経の働きを助ける
●筋肉組織の主成分の1つで筋力を強化
ロイシン ●筋肉組織の主成分の1つで筋力を強化
●肝臓の機能を高める
リジン ●疲労回復・集中力を高める●髪の健康(育毛効果)
●肝機能や不妊の改善効果
メチオニン ●かゆみやアレルギーの原因となるヒスタミンの
血中濃度を下げたり、抑うつ効果もある
フェニルアラニン ●興奮作用のあるドーパミンなどの神経伝達物質の
もとになる。鎮痛作用や抗うつ効果も
スレオニン ●成長を促進する作用
●肝臓に脂肪がたまるのを防ぐ➡脂肪肝予防
トリプトファン ●脳や神経の働きを安定させるセロトニンのもとの
成分。鎮痛・催眠効果がある
バリン ●筋肉組織の主成分の1つで筋力を強化
●体の成長を促し、血液中の窒素のバランスを整える
ヒスチジン ●子どもの成長に欠かせない成分
●神経の働きを助けたり、ストレスを軽減する

注目のBCAA

必須アミノ酸の中で最近注目されているのは

  • イソロイシン
  • ロイシン
  • バリン

といった3つの成分です。

これらは「BCAA(分岐鎖アミノ酸)」と呼ばれており、運動中のエネルギー源にあります。

さらに疲労回復の働きもあるため、運動前後に摂ると有効です。

ポリフェノール

黒豆茶の特徴といえば抗酸化作用があるポリフェノールのがたくさん含まれていることです。

ポリフェノールは数百種類あると言われていますが、黒豆茶には

  • アントシアニン
  • サポニン
  • 大豆イソフラボン
  • プロアントシアニジン
  • エピカテキン

などが含まれています。

抗酸化作用というのは、すなわち老化を防止してくれるということです。

体内にある活性酸素は一定の量であれば問題ないのですが、ストレスや生活習慣の乱れなどで急激に増えてしまうと老化が加速してしまいシミやしわ、たるみなどといった肌荒や生活習慣病、ガンなど重い病気にかかりやすくなるといわれています。

活性酸素の過剰な増加を抑えるには規則正しい生活と抗酸化成分を摂るのが効果的です。

アントシアニンの効果や効能

①メタボ予防・改善

黒豆の黒い皮の部分に多く含まれるポリフェノールの一種であるアントシアニンには中性脂肪値などを改善してメタボの予防や改善に役立つという臨床試験の報告もあります。

内臓脂肪が溜まると高血圧、高血糖、動脈硬化といった生活習慣病にかかりやすくなるので、ダイエットに良いだけでなく、健康効果も期待されています。

②目の疲れや眼病予防への効果

アントシアニンはブルーベリーやマキベリーといったベリー系の果物に多く含まれてて、目の疲れや眼病予防に良いといったサプリメントが販売されています。

目の網膜には「ロドプシン」と呼ばれるたんぱく質があり、光を受けることによって分解されて新たな光の情報を得るために再合成され、元の状態に戻ります。

ただパソコンやスマホなどを長時間使用して目を酷使するとロドプシンの再合成が遅れてしまい目がしょぼしょぼになったり、ぼやけてしまうなど疲れ目の原因にもなります。

そこで活躍するのがアントシアニンです。

ロドプシンの再合成を促進して視覚機能を改善する効果があると言われています。

さらにアントシアニンは緑内障や白内障といった目の病気の予防にも効果があると期待されています。

③血糖値を改善する

アントシアニンは血流を促し肝臓での糖代謝などを促進する作用があると言われています。

食前や食事中に飲んでおくことで血糖値の上昇が抑制され、毎日飲み続けることで高い血糖値の改善が期待できます。

サポニンの効果や効能

黒い皮に含まれるもう一つのポリフェノールがサポニンです。

①動脈硬化の予防

体内で動脈硬化の原因となる過酸化脂質の生成を抑制する効果があると期待されています。

②冷え性の改善

サポニンには血流を促進する作用があります。

手足の先などが冷たくなる冷え性は血の巡りが悪くなることでおこる症状ですので特に寒い冬は黒豆茶を継続的に飲んで体を温めましょう。

また血流が改善することで動脈硬化などの予防にもつながります。

③ダイエット効果

サポニンには脂肪の吸収を抑制し、蓄積を抑えることによって肥満を予防する効果があります。

④免疫力を高める効果

サポニンにはウイルスや細菌から体を守るナチュラルキラー(NK)細胞を活性化する働きがありそのことにより免疫力がアップすると言われています。

カゼやインフルエンザは免疫力が低下していたり弱い時にかかりやすい病気なので免疫力をアップすることで病気にかかりにくい体になります。

大豆イソフラボンの効果や効能

大豆イソフラボンは女子ホルモンに似たエストロゲンの働きをする栄養素です。

その効果や効能

  • 女性らしさがアップ(バストアップなど)
  • 更年期障害の予防・改善
  • PMSの症状を軽減
  • 骨粗しょう症の予防
  • 循環器系疾患の予防
  • 美肌(ニキビなどを防ぐ)
  • 血流を良くする(=冷え性改善)
  • コレステロール値を減らす
  • 血圧を下げる

などが期待されています。

プロアントシアニジン

プロアントシアニジンには紫外線で生じたメラニン細胞の過剰な増殖を抑えることが確認されており、美白効果があるだけでなく、人による実験でもシミの改善が確認されています。

また、コラーゲンの線維を支えるエラスチンを維持し、肌のアンチエイジング作用効果や発毛も促進する事が研究によりわかっています。

ビタミン類

黒豆茶には脂肪代謝やエネルギー代謝に欠かせないビタミン類も含まれていて

その中でも特に

  • ビタミンB1:疲労回復
  • ビタミンB2:皮膚や粘膜を保護する
  • ビタミンB6:美肌・エネルギーの産生
  • 葉酸:赤血球の合成、妊婦の摂取が必要な成分
  • ビタミンE:抗酸化作用
    などが多く含まれています。

ミネラル

黒豆茶には他のお茶にはあまり含まれていないミネラルも含まれています。

黒豆に含まれるミネラルの種類と働き・効果・効能

種類 働き・効果・効能
リン カルシウムと結合して骨や歯をつくる
赤血球のヘモグロビンの材料、貧血予防など
カルシウム 骨や歯の材料、精神の安定など
カリウム ナトリウムを排出、むくみ改善など
マグネシウム カルシウムの量を調節、ストレス抑制など
 銅 鉄を使いやすい形に変え、赤血球を合成する
亜鉛 酵素の構成成分、細胞の新生や代謝に関わる
マンガン 骨の形成に関わり、関節を丈夫にする

これらのミネラルの中でも特に多いのがカリウムとリンです。

オリゴ糖

黒豆茶をホットで飲むととほんのりとした甘みがありますがこれはオリゴ糖が含まれているからです。

オリゴ糖は腸内にいるビフィズス菌や乳酸菌のエサになって腸内環境を整えてくれます。

食物繊維

オリゴ糖と同様に食物繊維には腸内環境を改善する働きがあります。

このような黒豆茶には健康や美容、ダイエットに多くの効果や効能をもたらす栄養成分が多く含まれています。

もちろん黒豆茶は薬ではないので、紹介した成分が入っているからと言って、必ずしも全員に同じ効果が出るわけではありません。

ですが、現代人は栄養が偏っているので、栄養価が高く、栄養バランスが良い黒豆茶を継続して飲むことことで、健康維持や美容に期待ができます。

黒豆茶の作り方

黒豆茶を飲むには黒豆を水で煮出すのと販売されている黒豆茶のティーバッグがありますがまずここでは黒豆を煮出して飲む方法を紹介します。

材料

  • 黒豆:250g
  • 水:1500ml

①黒豆を前日の夜から一晩水につけておく

②次の日になると黒豆の色素が溶けだして水が赤紫色になります

➂ ②をそのまま火にかける

加熱することにより黒豆に含まれるサポニンによってブクブクと泡立ちます。

※アクは取らなくて良い

④ザルなどで煮汁をこし、粗熱が取れるまで冷ます

➄粗熱が取れたら容器に入れて冷蔵庫で保存する

飲む時は温めて1日何回かに分けて飲み、できれば2日間で飲みきるようにする。

煮た豆は捨てないでそのまま食べるか、料理に使用しましょう。

黒豆茶の簡単な入れ方

炒った黒豆を使うと簡単に黒豆茶を飲むことができます。

湯飲み茶碗に炒り黒豆を5~6粒入れて沸かしたお湯を注いで2分程度待ちます。

すると湯の中に黒豆の成分が溶け出すので飲み頃になります。

もちろん残った黒豆も食べられますよ。

また黒豆を二度目に煮たときの煮汁も一度目と変わらないくらいの色がでて十分においしく飲めます。

ただし豆は崩れやすくなっているので一度目よりは煮込む時間を減らしましょう。

黒豆の種類(品種)について

黒豆にさまざまな種類がありますが一部を除けばそれほど栄養成分や効果に差はありません。

ここでは代表的な種類を5つ紹介します。

  • 丹波黒:煮豆用大豆の最高級ブランド。極大粒で表面に白い粉が吹いている
  • 玉大黒:2品種を交配した大粒黒豆
  • 雁喰(がんくい):平らで独特な形状の在来種
  • 黒千石(くろせんごく):極小粒で中身が緑色。他と比べるとポリフェノールが数倍多い
  • 光黒(ひかりくろ):中粒で上品な甘みと香りがある

この中でおすすめは黒千石です。他の黒豆と比べるとアントシアニンやイソフラボン、サポニンの含有量が高いと言われています。

おすすめ商品は「北海道産の極小黒千石」です。

この黒千石は

  • アントシアニン
  • イソフラボン
  • サポニン

これらの成分が特に多く含まれています。

こちらは煮立たせる必要がなく、500ccの保温の効くポットなどに大さじ2杯の黒豆を入れ、沸騰したお湯を注ぎます。

マグカップなどで飲む場合は大匙1杯を入れ、沸騰したお湯を注ぎます。3~5分程待つだけで出来上がりです。

残った煮豆も健康に良いので食べましょう。

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黒豆茶の正しい選び方

黒豆茶の効果を得るにはきちんとした商品を選ぶのがポイントです。

安い黒豆茶にはここで紹介した栄養成分があまり含まれていない商品もありました。

まだ大豆に関しては外国産ですと遺伝子組み換えの大豆が混ざっている可能性が高いので、遺伝子組み換えが嫌だという方は国産の大豆を使用している黒豆茶がおすすめです。

おすすめは「オリヒロ 国産黒豆茶」です。

北海道産黒豆100%使用しているので安心して飲むことができます。

オリヒロ 国産黒豆茶(アマゾン)はこちら

黒豆茶はノンカフェインだから妊婦さんにはおすすめ?

お茶といえば緑茶、紅茶、ウーロン茶などカフェイン入りのものが多いですが黒豆茶ノンカフェインです。

カフェインを取り過ぎると胎児にも影響があると言われているので健康に多くの効果が期待できる黒豆茶は妊婦さんにも良い効果をもたらします。

ただし飲み過ぎには注意が必要です。

大豆に含まれている大豆イソフラボンには先程紹介したように多くの効果や効能があるのですが、摂りすぎると乳がんのリスクになったり、ホルモンのバランスを崩すと言われています。

その他にもPMSの症状が重くなったり月経不順を引き起こす可能性、ニキビなどの肌荒れめまいなどの症状が出る場合があります。

特に閉経前の女性は気をつけなくてはなりません。

食品安全委員会が発表した

大豆イソフラボンを含む特定保険用食品の安全性評価の基本的な考え方」では

大豆イソフラボンの摂取目安量の上限値は1日に75mg、

そのうち、サプリメント等の健康食品からの上限値30mgに設定しています。

これは納豆では約2パック、木綿豆腐1丁(約300g)豆乳(200ml)約2本分

を摂取すると上限に達してしまいます。

煮豆の場合は30g当たり11~13mg(種類によって違いあり)と言われています。

それをお茶する場合はもっと少なくなるので、湯吞み1杯では数㎎しか含まれていません。

実際にティーバッグタイプの黒豆茶にはどれくらい大豆イソフラボンが入っているのかいくつか調べてみましたが、ほとんど含まれていない商品や、入っていても100ccあたり1mg前後でした。

そのため納豆や豆乳を毎日摂る人は注意が必要ですが、黒豆茶を飲むだけでは大豆イソフラボンの過剰摂取というのはありません。

まとめ

黒豆茶は豆が原料なので、他のお茶と違い、タンパク質やアミノ酸を豊富に含んでいます。

また豆の黒い色はアントシアニンなどのポリフェノールです。

健康維持や美容に多くの効果や効能をもたらせてくれます。

味はほんのり甘く飲みやすいため、ぜひ一度試してみてください。

手作りでも簡単ですし、残った豆を食べるとさらに効果もアップします。

大豆というと大豆イソフラボンの悪影響を心配をする人が多いですが黒豆茶に含まるイソフラボンは微量です。

黒豆茶を飲むだけでは過剰摂取の心配はありませんし、逆に最近は大豆製品を食べない人が多いです。

そのような方にはぜひお茶で手軽に大豆の栄養を摂りましょう。